Electron バージョン 1.3.1 では、 npm install electron --save-dev
とすればコンパイル済みの Electron をアプリにインストールできます。
ビルド済み Electron ライブラリ
Electron アプリの開発経験があれば、おそらく electron-prebuilt
npm パッケージを触ったことがあるでしょう。 このパッケージはほぼすべての Electron プロジェクトにおいて不可欠なものです。 インストールされると、オペレーティングシステムを検出し、ビルド済みバイナリの中からそのシステムアーキテクチャに適したものをダウンロードします。
新しい名前
Electron のインストール過程は、新規開発者にとっての壁となりがちでした。 多くの勇敢な人々が、npm install electron-prebuilt
ではなく npm install electron
を実行して Electron アプリの開発を始めようとしたところ、(多くの場合、混乱の末に) それが探していた electron
ではないことに気づいたでしょう。
これは、 GitHub の Electron プロジェクトが作られる前から electron
プロジェクトが npm に存在していたためです。 Electron での開発がより簡単で直感的になるよう、私たちは既存の electron
の所有者に連絡を取り、名前を使わせてもらえないかを交渉しました。 幸い、彼は私たちのプロジェクトに賛同しており、名前の再利用に協力して下さいました。
Prebuilt との営み
バージョン 1.3.1 では、electron
と electron-prebuilt
のパッケージを npm に同時公開するようになりました。 2 つのパッケージは同じです。 現在プロジェクトで electron-prebuilt
を使用している数多の開発者のために、しばらくの間、両方の名前でパッケージを公開することを決めました。 新しい electron
に依存するように package.json
ファイルを更新することを推奨しますが、 2016 年末までは新しいバージョンの electron-prebuilt
もリリースされます。
electron-userland/electron-prebuilt は electron
npm パッケージに対する正規のホームリポジトリとして残ります。
@mafintosh には特別な感謝を捧げます。 @maxogden をはじめとする多くの 貢献者の方々 には、electron-prebuilt
の作成と保守、そして JavaScript、Node.js、Electron コミュニティへのたゆまぬご協力に感謝します。
そして npm で electron
パッケージを引き取らせてくれた @logicalparadox に感謝します。
プロジェクトの更新
この変更に影響される人気のパッケージを更新するために、コミュニティと協力してきました。 electron-packager 、 electron-rebuild 、 electron-builder のようなパッケージは、古い名前をサポートしつつ、既に新しい名前で動作するように更新されています。
新しいパッケージをインストールするときに何らかの問題が発生した場合、 electron-userland/electron-prebuilt リポジトリに Issue を開いてお知らせください。
Electron に関する他の問題については、 electron/electron リポジトリを使用してください。