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ServiceWorkerを有効にする

ServiceWorkerを有効にする

session のアクティブなサービスワーカーからのイベントを問い合わせて受信します。

プロセス: メイン
このクラスは 'electron' モジュールからはエクスポートされません。 Electron API では、他のメソッドの戻り値としてのみ利用できます。

ServiceWorkers クラスのインスタンスは、SessionserviceWorkers プロパティを使用してアクセスします。

以下がその例です。

const { session } = require('electron')

// すべてのサービスワーカーを取得します。
console.log(session.defaultSession.serviceWorkers.getAllRunning())

// ログを処理してサービスワーカー情報を取得します
session.defaultSession.serviceWorkers.on('console-message', (event, messageDetails) => {
console.log(
'Got service worker message',
messageDetails,
'from',
session.defaultSession.serviceWorkers.getFromVersionID(messageDetails.versionId)
)
})

インスタンスイベント

ServiceWorkers のインスタンスでは、以下のイベントが利用できます。

Event: 'console-message'

戻り値:

  • event Event
  • messageDetails Object - コンソールメッセージに関する情報
    • message string - 実際のコンソールメッセージ
    • versionId number - ログメッセージを送信したサービスワーカーのバージョン ID
    • source string - このメッセージのソースの種別。 javascriptxmlnetworkconsole-apistoragerenderingsecuritydeprecationworkerviolationinterventionrecommendationother のいずれかにできます。
    • level number - 0 から 3 のログレベル。 順に verboseinfowarningerror に対応します。
    • sourceUrl string - メッセージが送られてきた URL
    • lineNumber number - このコンソールメッセージのトリガーとなったソースの行番号

サービスワーカーがコンソールに何かをロギングしたときに発生します。

イベント: 'registration-completed'

戻り値:

  • event Event
  • details Object - 登録されているサービスワーカーに関する情報
    • scope string - サービスワーカーが登録している基底 URL

サービスワーカーが登録されてたときに発生します。 navigator.serviceWorker.register('/sw.js') の呼び出しが成功した後や、Chrome 拡張機能が読み込まれた後に発生することがあります。

インスタンスメソッド

ServiceWorkers のインスタンスでは、以下のメソッドが利用できます。

serviceWorkers.getAllRunning()

戻り値 Record<number, ServiceWorkerInfo> - キーはサービスワーカーのバージョン ID、値は ServiceWorkerInfo オブジェクトで、そのサービスワーカーに関する情報です。

serviceWorkers.getFromVersionID(versionId)

  • versionId number

戻り値 ServiceWorkerInfo - このサービスワーカーについての情報

サービスワーカーが存在しないか動作していない場合、このメソッドは例外を送出します。